2026年10月11日に名古屋で開催された、「Regional EVENITY Summit Imminent Fracture Riskを考察する」に参加してきました。
当院でも採用している骨粗鬆症治療薬**「イベニティ」**に関する勉強会です。

今回は、最新の知見や適正使用について学ぶだけでなく、会場参加者によるオンライン投票も行われ、多くの先生方が実際の診療でどのような治療方針を選択しているのかを知ることができました。また、自分自身が日頃行っている診療方針と、多くの先生方の考えが概ね一致していたことにも、少し安心しました。

講演の中で特に印象に残ったのが、大腿骨骨折を予防することの重要性です。
大腿骨骨折を起こすと、入院・手術に大きな医療費がかかるだけでなく、その後の介護負担も大きくなります。さらに、骨折前と同じような生活に戻れる方は決して多くないとされており、患者さまご本人の生活の質だけでなく、ご家族や社会全体への影響も非常に大きいと改めて感じました。
また、メタボ健診や胃がん・乳がん・子宮頸がん検診に比べて、骨粗鬆症検診の受診率はまだ非常に低いという現状も共有されました。
骨粗鬆症は、骨折するまで自覚症状がほとんどないことも少なくありません。だからこそ、骨折してから治療するのではなく、骨折する前に見つけて、必要な治療につなげることが大切です。


当院でも、骨密度検査をはじめとした骨粗鬆症の評価・治療に力を入れています。
地域医療を担う立場として、これからは治療だけでなく、「骨粗鬆症を早く見つけることの大切さ」についての啓発活動にも力を入れていきたいと改めて感じた勉強会でした。

高槻整形外科・再生医療クリニック
院長 平田 寛明