足底腱膜炎は、かかとの骨から足の指の付け根へ広がる足底腱膜に繰り返し負担がかかり、かかと周囲に痛みを生じる病気です。特に朝起きて最初の一歩や、長く座った後の歩き始めに強く痛むことが特徴です。

ランニングや長時間の立ち仕事だけでなく、体重増加、靴、足の形、ふくらはぎの硬さなども関係します。当院では、痛みの部位だけでなく、足の形、歩き方、足関節や股関節の動きまで評価し、薬物療法、インソール、運動器リハビリテーション、必要に応じてPRP療法などをご提案します。

「朝の一歩目が痛い」「長く歩くとかかとが痛む」「何か月も改善しない」という方は、お気軽にご相談ください。

足底筋膜炎とは

足底腱膜炎(足底筋膜炎)は、足裏のアーチを支える足底腱膜に繰り返し負担が加わることで、炎症や変性が起こる病気です。

特に40〜60歳の方や、ランニングなどのスポーツを行う方、立ち仕事の方に多くみられます。

近年では、慢性的な症状では炎症よりも腱膜の変性が主体であることが分かっており、単に痛み止めを使うだけでは改善しない場合もあります。そのため、足の形や歩き方、筋力、柔軟性などを総合的に評価し、原因に応じた治療を行うことが重要です。

主な症状

足底腱膜炎では、次のような症状がみられます。

  • 朝起きて最初の一歩が痛い
  • 長時間座った後の歩き始めが痛い
  • 長く歩くと痛みが強くなる
  • ランニングやジャンプで痛む
  • かかとの内側を押すと痛い
  • 足裏が突っ張る感じがする

症状が進行すると、日常生活や仕事にも支障をきたすことがあります。

原因・悪化しやすい要因

足底腱膜炎は、足底腱膜へ繰り返し負担が加わることで発症します。

次のような要因が関係すると考えられています。

  • ランニングやジャンプの繰り返し
  • 長時間の立ち仕事
  • 急な運動量の増加
  • 体重増加
  • 偏平足やハイアーチ
  • ふくらはぎやアキレス腱の硬さ
  • クッション性の低い靴
  • 加齢による腱膜の変性

当院では、痛みの部位だけでなく、足の形や歩行、下肢全体のバランスまで評価し、負担がかかる原因を確認します。

受診をおすすめする症状

次のような場合は、早めに整形外科を受診することをおすすめします。

  • 数週間以上痛みが続いている
  • 朝の痛みが強くなってきた
  • 歩くだけで痛い
  • スポーツができない
  • 市販薬や湿布で改善しない
  • 何度も再発している

足底腱膜炎以外にも、疲労骨折や神経障害など別の病気が隠れている場合があるため、正確な診断が重要です。

当院で行う診察・検査

まず痛みの部位や圧痛、歩き方、足のアーチ、足関節の可動域などを詳しく診察します。

必要に応じてレントゲン検査や超音波(エコー)検査を行い、足底腱膜の肥厚や変性、踵骨棘の有無などを確認します。

また、股関節や膝、体幹の動きまで評価し、足底腱膜へ負担が集中する原因を総合的に判断します。

足底筋膜炎の治療

多くの患者様は保存療法で改善が期待できます。

治療では、

  • 運動量の調整
  • 消炎鎮痛薬
  • ストレッチ
  • 運動器リハビリテーション
  • インソール療法
  • テーピング
  • 物理療法

などを組み合わせ、一人ひとりの症状に合わせて治療を行います。

改善しにくい慢性的な症例では、PRP療法などの選択肢についてもご相談いただけます。

インソール・靴の選び方

足に合った靴やインソールは、足底腱膜への負担を軽減するうえで重要です。

足の形や歩き方は一人ひとり異なるため、市販のインソールが合う方もいれば、オーダーメイドの足底板が必要な場合もあります。

当院では診察や歩行評価をもとに、患者様に適したインソールや靴選びについてアドバイスしています。

ストレッチとリハビリテーション

足底腱膜炎では、痛みを和らげるだけでなく、再発予防も重要です。

当院では、

  • 足底腱膜のストレッチ
  • アキレス腱・ふくらはぎのストレッチ
  • 足部内在筋トレーニング
  • 股関節・体幹トレーニング
  • 歩行指導

などを組み合わせ、再発しにくい身体づくりを目指します。

PRP療法を検討する場合

多くの足底腱膜炎は保存療法で改善しますが、数か月以上痛みが続き、十分な保存療法でも改善しない慢性例ではPRP療法を検討することがあります。

PRP療法は、患者様ご自身の血液から抽出した多血小板血漿を利用し、組織の修復を促すことを目的とした治療です。

適応には個人差があるため、診察や画像検査を行ったうえで慎重に判断します。

当院の特徴

高槻整形外科・再生医療クリニックでは、日本整形外科学会認定整形外科専門医・日本整形外科学会認定スポーツ医が診療を担当しています。

痛みを和らげるだけではなく、痛みの原因を評価し、運動器リハビリテーションやインソール療法、必要に応じたPRP療法まで幅広い治療をご提案します。

スポーツを続けたい方から、立ち仕事でお困りの方まで、それぞれの生活スタイルに合わせた治療を心がけています。

よくある質問

足底筋膜炎は自然に治りますか?

軽症では改善することもありますが、症状が長引く場合は適切な治療が必要です。

ランニングは続けても大丈夫ですか?

痛みの程度によって異なります。運動量を調整しながら継続できる場合もありますので、ご相談ください。

インソールは必要ですか?

足の形や歩き方によって有効な場合があります。診察のうえで適切なものをご提案します。

PRP療法はどのような人が対象ですか?

保存療法で改善しない慢性的な症例が対象となる場合があります。診察で適応を判断します。

監修医

平田 寛明
高槻整形外科・再生医療クリニック 院長

日本整形外科学会認定 整形外科専門医
日本整形外科学会認定 スポーツ医
日本再生医療学会認定医

スポーツ障害から変形性関節症まで幅広い運動器疾患を診療しています。患者様一人ひとりの生活や目標に合わせ、保存療法・運動器リハビリテーション・再生医療などを組み合わせた治療をご提案しています。

かかとの痛みでお困りの方へ

朝起きて最初の一歩が痛い、歩き始めにかかとが痛む、ランニングすると足裏が痛むなどの症状が続いている場合は、足底筋膜炎の可能性があります。

足の形や柔軟性、歩き方、スポーツ活動なども確認し、原因に合わせた治療をご提案します。

お電話での予約は 
072ー691ー6870